ブルーマチックジャパン(株) : C-22 Thermo Brewer
◎製品概要

1969年にホテル用のコーヒーマシンを輸入して以来、
ブルーマチックジャパン社はドリップコーヒーにおけるリーディングカンパニーとして今日まで多くのノウハウを蓄積してきました
そんな同社のフラッグシップマシンとして開発されたのがC-22 Thermo Brewerです
幅232㎜のコンパクトなボディーにブレンド(フル・ハーフ:最大8L)、 少量抽出等の
4アイテムが抽出できるコーヒーブルーワーを超えたマルチマシン!
従来であれば、大量抽出機器では少量の抽出はできず、
少量対応として別途小型機種を導入する必要がありましたが、
同機種は大量・少量共に選択・抽出することが可能です
つまりは、1台でで限りなくロスを少なくできるという優れた実用性を有します
当然ながらコーヒー本来の旨味を引き出します
これまでにも同様のマシンがあるように思われますが、実はありませんでした
※注意点としては、最大容量の抽出を行う場合に必要なブルーイングコーンL、
アイスティ用はオプションになります
◎選択可能なステンレスポット
ステンレスポットは下記4種類から選択が可能です
容量は2.5L、3.8L、5.6L、8L
用途にあわせて使い分けが可能です
◎主要機能説明

・4種類の抽出設定が可能
・蒸らし抽出⇒HOT・ICEで思い通りのコーヒーが設定可能
・インターバル抽出⇒ハンドドリップのような抽出が可能
・21個のシャワーで抽出
⇒マシンからシャワー状にしてコーヒーに湯がかかります
・大容量タンク⇒安定した温度で抽出します
・コーヒー抽出後、ブザーでお知らせします
・安全性を重視したラコーンロック機能付き
・省エネルギーを可能にしたエナジーセーブモード
・電子バックライト液晶ディスプレイ
・ハイポリッシュ仕上のスタイリッシュなデザイン
◎抽出能力一覧表
ポット |
使用粉量 (g) |
抽出時間 (分) |
湯 量 (cc) |
完成品量 (cc) |
取れ高/抽出 (杯) |
抽出可能 回数/時間 (回) |
取れ高 /時間 (杯) |
8.0L | 400 | 8 | 8,000 | 7,200 | 48 | 7.5 | 360 |
5.6L | 300 | 6 | 5,000 | 4,900 | 32 | 10 | 320 |
3.8L |
200 | 5 | 3,800 | 3,400 | 22 | 12 | 264 |
2.5L | 100 | 4 | 1,800 | 1,600 | 12 | 15 | 150 |
※ホットコーヒーは1時間当たり最大で360杯抽出(150cc/杯計算)することが可能です
◎抽出可能なメニューアイテム
抽出可能なメニューアイテムとしてはドリップコーヒー・アイスコーヒー・アイスティです
アイスコーヒー・アイスティはタンクに必要量の氷をいれ、熱湯抽出されるものを急速冷却します



◎カタログ
◎製品承認図面
下記よりダウンロードが可能です
◎KITCHEN DATABANKセレクトポイント
我々のような厨房関連の設計者にとっては、同機種はまさに待望の機種といえます
と、いいますのも以前は一度に大量のコーヒーを提供する必要があるホテル等の宴会対応ということでは大型機種となるコーヒーアーンを選択していましたが、昨今では経済環境の変化から大規模の宴会が減っている(婚礼等でも人数が減っている)ということや、大小様々な宴会に対応できる機器が必要とされていたからです
ちなみにコーヒーアーンの短所としては
①大量抽出しかできない(少量対応等の柔軟な対応ができない)
②アイスコーヒーには対応していない
③設備容量も必要
が挙げられます
※当然ながら、大量に抽出するには最適の機器であることはゆるぎないですが
そこで登場したのが、C-22 Thermo Brewerです
大小様々な宴会に対応できる、ホットコーヒーだけでなくアイスコーヒーも自家製で抽出することができる等、まさにうってつけの製品といえます
その他、抽出したポットは魔法瓶タイプとなっているため、電源も不要にてどこにでも持ち運ぶことができる点が優れていると感じています
ただし、注意が必要となることは以下
①大量抽出する際には何回か抽出する必要がある
②大量抽出対応として、ステンレスポットの本数を確保、保管するスペースが必要となる
最終的には・・・
大量抽出する機会がどれだけ多い(大規模な宴会が例えば10%なのか、50%なのか)かによって機種選択を行う必要があり、大規模の宴会が主体という場合にはコーヒーアーンを、逆の場合には同機種を選択すべきといえます