(株)ウインターハルター・ジャパン
UC Series(アンダーカウンター洗浄機)
◎製品概要

ドイツ洗浄機メーカーの雄
ウインターハルター社が長年のノウハウを注ぎ込んで作り上げた
アンダーカウンター洗浄機、それがUC Seriesです
①誰でも簡単に操作ができる⇒非常に簡単な操作
②洗い上がりが完璧⇒最高の洗浄結果
③手入れが簡単⇒メンテナンスの容易性
④低いランニングコスト⇒高い経済性
⑤様々なニーズに答えるため、
様々なサイズ・プログラム・設定・調整が可能⇒優れた柔軟性
⑥水処理・洗剤含めトータルサポート⇒ワンストップサービス
これら、「こんな洗浄機が欲しい」という、利用者の声を限りなく実現させたのがUC Seriesであり、これぞDream Machineです
◎優れた洗浄機たる5大要素
1 : 非常に簡単な操作-Maximum Ease Of Use
1-1 : タッチスクリーン
○ワンタッチ操作で誰でも簡単操作
○途中での洗浄停止も可能
○アイコン表示で簡単に選べる3つの洗浄プログラム
※グラス・食器・ビストロタイプの中でさらに3種類
○セルフクリーニングプログラム
: 庫内の清掃をしながら排水工程
○プログレスインジゲーション
: 洗浄機の立ち上がり・洗浄・排水工程の進行状況がわかります


2 : 最高の洗浄結果-Best Dishwashing Result
2-1 : ヴァリオパワーウォッシングシステム
長年の研究により、洗浄ノズルとすすぎノズルが一体となった新型フィールドを開発
角度・形状がすべて計算された構造になり、
洗浄機庫内中央部から四隅まで均一な洗結果をもたらすことに成功しました
独立系第三者機関LGA(TUV Rheinland,ドイツ)により、最高の洗浄結果をもたらすことも認証されました
また、上下の洗浄フィールドは同一であり、簡単に取り外せ、日々のメンテナンスも簡素化可能です


洗浄物に合わせたプログラムにより、洗浄水圧を従来比約50%~約130%の幅でコントロール可能です
繊細な洗浄物は「圧力を弱く・洗浄時間を長く」
丈夫な洗浄物は「圧力を強く・洗浄時間を短く」等
洗浄物に合わせ異なった洗浄工程を可能とすることで、最高の洗浄結果を実現します


2-2 : 洗浄水フィルターシステム
4段階のフィルターシステムにより、洗浄水の入れ替えを極力低減します
このことにより、常に洗浄タンクの洗浄水を綺麗に保つことが可能となります
Step-1
洗浄水はストレーナーフィルターで大きなゴミを取り除き、取り外し可能なシリンダーフィルターに送り込みます
Step-2
汚れの中でも微小な浮遊物は、シリンダーフィルターの細かいフィルターで取り除きます


Step-3
コーヒーのカス等のさらに微小な汚れは、長年に渡りその成果が実証されているメディアマットで取り除きます(洗浄ポンプ稼動中)
Step-4
シリンダーフィルターでも取り除くことができない汚れの微粒子は、ポンプインレットフィルターを通った後、水と共に排出されます


参考動画はこちら
3 : メンテナンスの容易性-Maximum Serviceability
3-1 : タッチスクリーン
○マシンのパラメーター変更はPINコードによるアクセスが可能
○洗浄機のエラー状況や履歴が確認可能
○サービスの連絡先が表示できる
⇒エラー状況の素早い確認が可能となり、修理時間の短縮につながります

4 : 高い経済性-Maximum Efficiency
4-1 : ECOプログラム
①すすぎ温度 : -6%
②洗剤量 : -35%
③水圧 : -7%
削減することが可能となるECOプログラム(洗浄時間を50%するモード)を搭載しています
4-2 : Energy(オプション)
これまで無駄になっていたすすぎ時の蒸気熱を回収し、給水を温める熱として再利用するシステム
ランニングコスト低減と洗浄機より排出される蒸気を無くすことが可能になります
※機械の高さは標準機+85mmです
Step-1
すすぎ時に発生した蒸気を庫内左下部より
吸い込みます
Step-2
機器上部のファンにて給水シスタンクへ蒸気を
送り込みます


Step-3
タンク内で蒸気は水と熱交換を行われた後、常温となり洗浄機庫内へ戻ります
よって、庫内の蒸気はほぼ無い状態になります
※熱回収の時間は2分/回
Step-4
熱交換にて温められたお湯は、ボイラータンクへオーバーフローします
※熱回収の効果は0.04kw/回


参考動画はこちら
5 : 優れた柔軟性-Flexibility
5-1 : 選べるサイズ(4種類-S・M・L・XL)
現場の設置スペース・用途に合わせて、S・M・L・XL4種類のサイズから選択が可能です
S : 400角ラック 庫内高309mm
M : 500角ラック 庫内高309mm
L : 500角ラック 庫内高404mm
XL:500角ラック 庫内高404mm 庫内奥行640mm
※XLタイプについては1/1ホテルパンも洗浄可能です
5-2 : 選べるプログラム(4種類-グラス・食器・ビストロ・カトラリー)
出荷段階において、用途に応じてS~XL全てのサイズで全てのプログラムの選択が可能です
洗浄用途の変更・店舗の業態変更等に対しては、サービスマンによるプログラム変更により対応可能です
例 : グラス洗浄機仕様⇒食器洗浄機仕様に変更等
※4種類のプログラムは以下

グラス専用プログラム : 水圧60・65・75% すすぎ65℃
22・32・48ラック/時間
タッチスクリーンにおいて、ワイングラス・ジュースグラス・ビアジョッキの3種類からグラスの種類を選択することが可能です
例えば繊細なワイングラスは水圧を下げて長い時間をかけて洗浄、ビアジョッキは水圧を上げて短時間で洗浄します
より効果的な洗浄を行うために、純水フィルター・RO水生成装置の設置を推奨しています
(後述詳細)
食器プログラム : 水圧80・92% すすぎ85℃
40・28・24ラック/時間
洗浄工程75秒+運転一時停止10秒+すすぎ5秒
⇒40ラック/時間
汚れがひどい場合に最適なインテンシブプログラム(下記詳細)では水圧を92%とし、洗浄工程を倍とすることで24ラック/時間
※洗浄工程については全プログラムで60~62℃
※洗浄工程後の運転一時停止10秒は重力により、洗剤などを落とすための時間を確保しています(少ない水量でリンス効果が高くなるように)


ビストロプログラム : すすぎ65・85℃
40・32・28ラック/時間
グラス・食器共に洗浄する場合のプログラムであり、グラスがメイン・食器がメインといった選択が可能
カフェ・喫茶店等におけるニーズにマッチしたプログラムです
※食器メインの場合にはすすぎ温度が85℃のため、グラスメインモードに切り替えた初回のみすすぎ温度は85度、2回目以降は65℃となります
逆に、グラスメインから食器メインにする場合には切り替えた初回から65℃から85℃に昇温可能です
カトラリープログラム : 水圧100% すすぎ85℃
11ラック/時間
11ラック/時間という1モードしかなく、水圧も最大として時間も長くかけるプログラム
このプログラムにより洗浄機での洗い上げが簡単ではないカトラリーも効率的に仕上げることが可能です
※カトラリー専用のバスケットを使用することで、より効率的な洗浄が可能となります
※時間をかけることでカトラリーへの蓄熱を多くし、乾燥を促すプログラムで極力拭き上げを少なくする工夫がなされています


5-3 : あらゆる設定が調整・変更可能
シナーサイクル表示から
洗浄パワー(水圧)・時間・洗剤・リンス・温度の調整が可能です
※洗剤・リンスについては同社供給装置のみ対応
⇒各店舗における独自の設定が可能です
⇒ありとあらゆる食器・グラス等に対応可能です

5-4 : マルチフェイジング対応
各案件の電気事情に応じて、単相200V・三相200Vの選択が可能です
三相200V6.9kwが標準ですが、出荷段階において単相200V3.3kwに変更することができます
さらにその中間として三相200Vインターロック仕様があります
これは、ボイラータンクと洗浄タンクヒーターを同時に稼働させない仕様であり、6.9kw⇒5.5kwに抑制することができます
単相仕様はボイラーヒーターが4.9kw⇒2.7kw及び、上記インターロック仕様が組み合わされることにより6.9kw⇒3.3kwとなります
※連続にて運転の倍には洗浄処理数は約半分になると想定下さい
(ボイラーヒーター容量の関係から洗浄時間が延びます)
5-5 : 豊富なオプション
○上記Energyタイプの選択が可能
○ダブルラックシステムの選択が可能(UC-L・UC-XLのみ)
○用途に応じたラックを提案・選択可能(fries rack system : フリースラックシステム)
○扉デザインは4種類から選択可能





※fries rack system : フリースラックシステムのカタログは下記よりダウンロードが可能です(英語版)
6 : ワンストップサービス-One Stop Service
洗浄機の使命は「仕上がりを実現する」ことです
洗浄機が優れているだけではこれを実現することはできません
機械・洗剤やリンス剤・水処理装置そして、細かな調整や修理等、すべての要素が十分に組み合わさり初めて「最高の仕上がり」を実現することができます
しかしながら、日本では一般的に洗浄機・洗剤の供給会社は異なるために、仕上がり不十分な場合にどちらに改善の余地があるかを追求するのに時間がかかってしまうことが多々あります
それら従来の問題点をスムーズに解決・トータルサポートを可能とするのがウインターハルター社です
※当然ながら、別会社の洗剤も対応します


◎その他の製品特徴
○革新的な洗浄プログラム
サイレンスプログラム
メカニカルアクションを25%削減することにより清音効果を高めます
洗浄時間を2.5倍にすることにより洗浄結果を維持します
⇒バー等の静かな空間に最適なプログラムです
インテンシブプログラム
洗浄ボタンをダブルクリック : 通常よりも洗浄時間を50%延ばして洗浄します
⇒汚れのひどい洗浄物を洗浄するのに最適なプログラムです
食器用リフレッシュクリーニングプログラム
通常の洗剤が混じった洗浄タンク水を排水し、漂白剤入洗剤を投入・運転します
⇒通常浸け込みで行う茶シブ除去等を洗浄機で行うプログラムです
等、用途に応じたプログラムを選択することが可能です
○高い清掃性を持つ庫内
庫内
清掃性を高めるために、1枚のステンレス鋼から打ち出した庫内パネルを採用
洗浄タンク・ラックレール部分に角や接合部がない他、給水管もない等、高い清掃性を保つことができます
円柱型のタンクヒーター
コンパクトで滑らかな表面仕上げとなっているため、清掃も容易です
また、タンク内に直接ヒーターを持ち込んでいることから熱効率が高く、洗浄水を素早く加熱できます


○設置場所を選ばないデザイン性と防音・防熱性
デザイン性
高いデザイン性を誇る同製品であるため、お客様から見えてしまう場所に設置をする場合でも、周囲の意匠を損ねることがありません
防音・防熱性
防音・防熱に優れた2重構造フルカバー外装を採用
そのため、
音や周辺の材質を気にする必要はありません


◎洗浄ラインレイアウトサンプル
小型店舗においてはUC Seriesだけの導入になりますが、ある程度の規模になるとドア型タイプ・コンベアタイプ等、大型洗浄機とのコンビネーションも必要となってきます
※大型機種を食器専用・UC Seriesをグラス専用とする等の利用方法
その場合の参考となるのが下記のCGです
下記よりダウンロードが可能です
◎バリエーション/製品仕様一覧
UC Series | S | M | X | XL |
外形間口(mm) | 460 |
600 |
||
外形奥行(mm) | 637 | 676 | ||
ドア開口時 | 940 | 1034 | 1073 | |
外形高さ(mm) | 715 | 810 | ||
Energy仕様 | 800 | 895 | ||
ドア開口高さ(mm) | 309 | 404 | ||
ラックサイズ(mm) | 400×400 | 500×500 | ||
タンク容量(L) | 9.5 | 15.3 | ||
タンク温度(℃) | 40〜66 | |||
すすぎ温度(℃) | 40〜85 | |||
最大給水温度(℃) | 60 | |||
Energy/純水器仕様時(℃) | 20 | |||
必要水圧(bar/kPa) | 0.8〜6.0/80〜600 | |||
給水接続(A) | 20 | |||
排水接続(A) |
40 | |||
総電気消費量(kw) | 三相200V6.9/5.5(インターロック仕様) 単相200V3.3kw | |||
推奨ブレーカー容量(A) | 30/20(インターロック時)/20(単相仕様) | |||
重量(kg) | 59 | 65 | 69 | |
Energy仕様(kg) | 64 | 70 | 75 |
◎カタログ
プレビュー : ダイジェスト
下記よりダウンロードが可能です
◎KITCHEN DATABANKセレクトポイント
熱機器等のように調理にまつわる機器ではないため一般的には注目されにくいかもしれませんが、洗浄機が稼働している間は他のことができるという意味では非常に作業効率を上げることができる機器といえることは間違いありません
また、手洗いよりも仕上がりが良い、高温によるすすぎにより衛生的で乾燥しやすい、節水にもなるといったこともあり、洗浄機はなくてはならない存在といえます
そういった存在である中で、いかにして洗浄機を選択するか・・・
洗浄機は食器を洗えればいい・・・そういった存在としてあるべきではありません
意識せずとも常に同じクオリティで洗い上げることができる・・・これが重要です
自分自身がアルバイトで数種類の国産洗浄機を使ってきましたが、日々のメンテナンスを怠ると庫内が赤く(ピンクバクテリア)なってくる等の症状がありました
つまりは食器類を洗浄する洗浄機自体の庫内構造の問題から清潔にすることが難しいということです
具体的には配管類が庫内に見えている等です(メーカーメンテナンスはやりやすくなりますが)
上部の洗浄ノズルへの配管は当然必要ですが、庫内にあるために配管の裏面等は清掃が困難です
ここからピンクバクテリアが発生する等の現象となり、他の箇所にも影響することになります
このようなことを経験してきていたため、「洗浄機は便利な反面に日々のメンテナンスが大変だな」という思いが強かったのですが、ウインターハルター社洗浄機を見てからは覆されました
上記写真を見て頂いても分かりますが、庫内には配管類は見えない構造になっています(その他洗浄機も共通であり、全てパネル裏に配管がなされています)
そのため、メーカーによるメンテナンスが発生した場合には少し手間がかかるというデメリット(メーカーサイドにとってのデメリット)があるのですが、日々のメンテナンスが容易な庫内構造として清潔な庫内を維持することで食器類の洗浄精度を上げ、清潔に保つことを最重要項目として製品開発に取り組む同社の姿勢が鮮明に理解することができます
※日々のメンテナンスがしっかりできる構造であれば、それだけメーカーメンテナンス回数も少なくなります
また、国産主要機器との大きな違いとして、国産は「時間優先」、ウインターハルター社は「仕上がり優先」ということが挙げられます
国産主要機器は連続使用によりボイラー温度上昇が不十分であっても規定タイマーにより強制的に洗浄サイクルが終了しますが、同社はそれを許しません
当然ながら連続仕様にも耐えられるボイラーヒーターを搭載はしていますが、連続使用により数℃の温度下降を検知した場合には、ボイラー温度が規定温度に復帰するまで運転時間を延ばす仕様となっています
一般的に洗浄能力は1時間あたりの運転回数で表現・重視する傾向にありますが、同社はそれよりも一定の仕上精度を重要視しています
※ちゃんと85℃ですすいだ食器類は約2分で乾燥します
UCシリーズへの進化もすばらしいものがありました
特に上記5 : 優れた柔軟性でも記載しましたありとあらゆる選択肢・設定を可能した点です
調理機器ではスチームコンベクションのように様々な設定ができる等の優れた機器がありますが、洗浄機というグループではここまでできる存在は世界にありません
UCシリーズは食器用の他にも3種類のプログラムを選択することができますが、ただ機械のプログラミングだけではなく、メーカーとして食器・グラス・カトラリー等に対していかなる洗浄方法を行えば最高の仕上がりとなるか・・・といった洗浄に対するノウハウがメーカーには蓄積されているということがポイントです
様々な店舗があるように、そこには洗浄に対する様々なニーズがありますが、それらに対して前述機器のプログラミング微調整+ノウハウによって最高の結果及び、お客様の要望に応えることができるようになったことこそ、UCシリーズへの進化の意義といえます
設計ポイントとしては・・・
食器類の洗浄としての標準モデルはUC-Lといえます
※UC-Mは間口・奥行は同じで高さのみが異なるため、導入ケースとしては少ないといえます
食器というよりかは調理道具類を洗浄したいが器具洗浄機(別シリーズであります)までは導入するスペースがないということであれば、1/1ホテルパンが庫内にいれることができるUC-Lが最適です
小規模店舗・スペースに限りがあるという場合にはUC-Sという選択肢となります
アンダーカウンタータイプという名の通り、テーブル下に設置されることが多いですが、作業効率(食器類の出し入れ)をより上げるということでは高さ500mm程度のスタンド上部に洗浄機を設置することを推奨しています(開口部高さを作業面高さと合わせるように)
また、ほとんどの国産洗浄機には洗剤スペース・供給装置スペースを確保する必要がありますが、UCシリーズでは機器下部に洗剤投入口がありますので、使用頻度が高くない場合には洗剤スペースを考慮する必要がないということも非常に便利な点といえます
※使用頻度が高く、洗剤投入の手間を少なくしたい場合はこの限りではありません
洗浄精度にこだわる方には是非とも検討頂きたい一品です
◎参考写真
◎参考 : User's Voice
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是非、参考になさって下さい
プレビュー
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