2012年4月にKITCHEN DATABANKを一般公開してから1年、次はBlogを開始することにしました。
当Blogではキッチンコンサルタント・フードサービスコンサルタントとして日々活動する上で感じていること、そもそも同コンサルタントとはどういった職業なのか・・・等、様々なことを発信していきたいと思っています。
日本ではキッチンコンサルタントという肩書きの方は数人です。
私自身が普段メインとして行っていることはホテル(新築・改装)のバンケット(宴会)・レストランキッチンの動線計画・各種設計、各企業における社員食堂等構築(主に移転等に伴う施設構築)におけるコンセプト作り・キッチン計画・運営社選定・各種サポート等です。
日本におけるキッチンコンサルタント発祥はアメリカの考えを導入したことに始まっています。
アメリカでは、建築・設備・キッチン等については設計&施行という考えではなく、設計は設計会社が行い、施行は施行会社が行うことが基本となっております。
この場合には、設計⇒入札(施行会社選定)⇒施行という流れとなります。
日本でも建築(特に大型)についてはこのような流れとなることも多いですが、ひとつの会社が設計&施行を行うこともあります。これはいわゆるゼネコン会社(総合建築会社)が行っていることです。
つまり、オーナーサイドは設計も施行もあるゼネコン会社に一括で任せるということでコストを下げようとする方法です。
キッチン・厨房機器についても同様に、設計⇒入札資料作成⇒入札(施行会社選定)⇒施行(この時には施行管理を行う)といった流れをつくるのがキッチンコンサルタント・フードサービスコンサルタントの仕事です。
ただ、大型案件でない場合には建築と比べても金額が低いということもあり、設計&施行という一括発注が多くなっているのが日本の実情となります。
これらを行っているのが総合厨房会社といわれる会社であり、設計(厨房計画)・厨房機器製造・施行・メンテナンスを一括で受注する形態をとっています。
では、次回は
上記方法の善し悪しについて述べていきたいと思います・・・
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