㈱ウインターハター・ジャパン : 器具洗浄機
◎製品概要
名前の通り、調理中に発生する大小様々な器具・容器等の洗浄に最適な洗浄機であり、レストラン・ホテル・ベーカリー・ペストリー・社員食堂・食品工場等、様々な用途で利用されています
器具洗浄機の導入により様々なコスト削減が可能ですが、これまで常に無駄にしていた、“すすぎ時の発生蒸気熱”と排水に含まれる“排水の潜熱”を再利用する排熱回収(ヒートリカバリー)機能を搭載したEnergy+(エナジープラス)も選択可能であることが大きな特徴といえます
以下、詳細をご紹介します


◎器具洗浄機・手洗い比較 : 器具洗浄機導入メリット
各項目比較一覧
比較項目 | 洗浄機 | 手洗い |
衛生レベルの向上(温度・pH) | 洗浄温度 : 60℃ | 洗浄温度 : 40℃ |
すすぎ温度 : 85℃ | すすぎ温度 : 40℃ | |
洗剤 : アルカリ洗剤(pH11~12) ※アルミ素材はアルカリ洗剤は不向 |
洗剤 : 中性洗剤(pH7) | |
洗浄結果 : 均一 | 洗浄結果 : ばらつき有 | |
洗浄コスト | 水道光熱費・人件費の大幅削減 | 必要以上の水道光熱費・人件費 |
洗浄オペレーション | 大幅な洗浄時間短縮可能 | スタッフの習熟度合により変動 |
器具・容器用ストックスペース ※器具・容器個数 |
器具・容器使用後、すぐに洗浄可能 →器具・容器は最低限個数 |
ため洗いが一般的 →複数の器具・容器が必要 |
洗浄コスト比較
試算条件
上下水道料金(㎥/円) : ¥749(東京都水道局 各1,000㎥以上の場合) 水温度 : 20℃
電気料金(kwh/円) : ¥11(東京参考数値) ガス料金(㎥/円) : ¥106(東京参考数値)
※各料金 : 基本料金は含まず
洗剤料金(L/円) : ¥1000(濃度0.2%) リンス料金(L/円) : ¥2,500(濃度1/15,000)
※手洗いは、流水しながら洗浄・すすぎを行うものとする
※下記算定コストはあくまである一定条件における仮定であり、使用状況により一致しない場合があります
項目/型式 | GS630 | GS640 | GS660 | 手洗い |
洗浄物 : 仮定 | 仮定 : 直径300mmボウル : 160ケ/日 | |||
洗浄能力(ケ)/回 | 2(120秒/回) | 4(90秒/回) | 8(90秒/回) | 1(60秒/ケ) |
洗浄に要する 時間(分) |
160 |
60 | 30 | 160 |
給水/排水(円) | 130/110 | 117/100 | 86/74 |
516/440 毎分6L流水洗浄45秒 +すすぎ15秒 |
電気/ガス(円) | 262/62 | 229/56 | 161/41 |
0/244 ガス湯沸器による40℃給湯 |
洗剤/リンス(円) | 320/46 | 290/35 | 213/25 |
32/0 洗剤 : 200円/L |
合計コスト(円) |
930 |
827 |
599 | 1,232 |
手洗いとの コスト比較(円) |
-302 | -405 | -634 | - |
コスト削減率 | 24.5% | 32.9% | 51.4% | - |
コスト比較 (1ケ月) |
-9,060 | -12,150 | -19,005 | - |
コスト比較 (1年間) |
-108,720 | -145,800 | -228,060 | - |
コスト比較 (5年間) |
-543,600 | -729,000 | -1,140,300 | - |
作業時間・洗浄コスト比較
前述、手洗いとGS640との比較を以下ピックアップします

結論
大幅な洗浄時間の削減と、約30%の洗浄コスト削減が可能です
作業にかかわる人件費も含めると、大幅なコストダウンが見込めます
※光熱費は地域諸条件により大幅に効果が変わってきますが、各案件に合わせたシュミレーションが可能です
◎製品特徴
1 : カラータッチパネル
一目でわかるカラータッチパネルは、どんなオペレーターの方にも簡単なだけでなく、温度の表示やプログラムの設定変更も行うことができます
また、エラーメッセージにより故障をお知らせします
2 : 徹底した温度管理
衛生的なすすぎを実現するために、設定された温度をしっかりと守り、すすぎを行います
この徹底した温度管理により、毎回の安定した衛生的な仕上がりが可能となります


3 : 強力な洗浄ノズル
強力な洗浄力はウィンターハルターの一番の特徴です
固定された管から噴き出される洗浄水は、バランスよく強力にコンタクトし続けます
強力な洗浄力はウィンターハルターの技術の結晶です
4 : 少ないすすぎ水量
洗浄ごとに消費されるすすぎ水がランニングコストに大きく影響します
少ないすすぎ水で、最高の仕上がりを実現するリンスシステムを搭載しています


5 : メディアマットサイクル
「メディアマットサイクロ」は、汚れていく洗浄水から細かいごみを少しずつ取り除き、洗浄水をできるだけきれいな状態に保ち、ランニングコストの削減に貢献します
6 : セルフクリーニングシステム
セルフクリーニングシステムは排水を行う前に、自動的に洗浄機内部の補助清掃とすすぎを行うため、そのあとの清掃作業が軽減できます


◎製品バリエーション

winterhalterではコンパクトサイズから大型機種まで、様々な機種を取り揃えていますので、ニーズに合わせた最適な選択が可能です
コンパクトサイズのGS630はアンダーカウンターサイズのワイドタイプであり、世界最小にしてベーカリー・ペストリーで使用する600×400mm天板をはじめ、様々なコンテナ類を洗浄するキャパシティがあります
また、カトラリー・グラス類を洗浄するプログラムも搭載する等、小型店舗・施設に最適な1台といえます
大型機種では中型店舗・施設に最適なGS640(開口間口開口高さ670mm)、大型店舗・施設に最適なGS650(開口高さ830mm)・ワイドタイプGS660(開口高さ830mm)をラインナップしています



◎オプション : 排熱回収機能について
排熱回収機能付を選択することで以下のメリットがあります
○上記の通り給湯供給が必要ないため、エネルギーコストを削減できます
○つまりは、CO2の削減にも貢献します
○すすぎ時に発生した蒸気は熱交換器を通過(水に熱が移行される)することによって常温且つ、湿気のない空気として洗浄エリア・厨房に排出されるため、空調負荷を低減します
○上記の通り、洗浄工程後の湯気・熱気は非常に少なくなるため、洗浄機専用として排気フードは不要となります
※消防法では12kw以上の機器は排気フードは必要です
※保健所の指導により排気フードが必要になる場合があります
※GS630以外の機種がオプション対応可能
◎排熱回収の仕組
○すすぎ工程が始まった段階で、熱交換を開始します
○発生した蒸気を利用して給水を温めます(写真上部熱交換器)
※給水温度10℃の場合:蒸気が熱交換器を通ることで約42℃に加熱します
常に42℃の給湯供給が行われていることと同様になります
○熱交換された給水は、約42℃の湯としてボイラータンクに入り、85℃まで最終加熱を行います
※より少ないエネルギーで、必要温度85℃に加熱することが可能になります
○熱交換は、すすぎ終了後約120秒間で終了します
※熱交換中は操作パネルが青と緑が点滅します
熱交換イメージ

動画による仕組解説はこちら
◎GS630カタログ
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◎器具洗浄機カタログ : GS630以外
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◎参考 : User's Voice
実際にご利用頂いているお客様からのご意見です
是非、参考になさって下さい
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