5.製氷機器

☆製品概要
正方形に近い氷をキューブアイスと呼び、飲食店から大型施設まで欠かせない機器といえる
氷サイズはおよそ28×28×32mm(ハーフサイズシリーズでは21×21×14mm程度)で、冷却した製氷皿に水を吹き付けることで氷を生成していく構造であり、ほとんどの不純物は落下、排水されるといわれている
とはいうものの、口にそのまま入るものであるため浄水器を通した水で氷を生成することが一般的といえる
中でも、メーカーによっては抗菌剤を使用した製氷機専用浄水器もあり、製氷機庫内に発生するスライム状の汚れ(雑菌の集まり)を防止することができるため、有効な手段といえる
製氷能力・貯氷容量により様々なバリエーションがあり、卓上製品・テーブルタイプ・大型まで用途に応じた選択の必要があり、大型の場合には水冷式・リモートコンプレッサー方式を検討すべきといえる

☆製品概要
ファーストフードで一般的に使われている氷サイズをチップアイスと呼び、キューブアイスの製氷方式(セル方式)とは異なるオーガー方式(円筒状容器内で水を凍らせ削り上げていく方式)で氷を生成している
したがって、キューブアイスとは異なり水内の不純物が排出されるわけではないため、浄水器の取付は必須といえる
当方式では連続的に氷を生成することができ、円筒状のユニットも小さいためにキューブアイスタイプよりも製氷能力が高く、氷を大量に使用する店舗・施設には最適といえる
また、ファーストフードのように飲料をすばやく冷やす、下処理エリアでおろした魚をすばやく冷やすなど、飲料・食材に接触する面積が広くとれるチップアイスが有効的なことも多い

☆製品概要
チップアイスよりも細かく、かき氷に近い氷サイズをフレークアイスと呼び、チップアイス製氷機同様にオーガー方式で氷を生成している
チップアイスよりもさらに経済的であり、より大量の氷を必要とする場合に適しているといえる
飲食店ではアイスベッド用として、スーパーでは魚のディスプレイ用として、その他市場等の大量消費する場面で活躍している機器といえ、飲食するための氷というよりかはディスプレイや保冷用としての用途が多い

☆製品概要
アイスディスペンサーについてはチップアイスを一定量抽出する卓上機器であり、小型飲食店等で活躍(お冷用等)
クラッシャーについてはキューブアイスを回転刃の中を通すことで氷を細かく砕き、ブッフェやホテル宴会料理用として活用されている
その他、ホシザキ社ではキューブアイス製氷機のアレンジとしてハート・星型・球状の氷をつくるといった少し変わった製品もラインナップしており、他店舗と差をつけるにはうってつけの製品といえる

☆製品概要
氷削機はかき氷を製造する夏場に活躍する機器である
大きく分けて、13~15cm立方体のブロックアイス用とキューブアイス用があり、専門店については氷をふんわりとカンナのように削ることができるブロックアイス用の導入が多く、キューブアイス用については喫茶店・カフェに簡易的に導入されるケースが多いといえる
その他、クラッシャー機能付タイプがある等、店舗規模・用途等に応じた選択が必要となる